雲仙九州ホテル

「みなんめ」ってなに?

「みなんめ」・・・これは、島原半島独特の言い回し

です。

 

私も雲仙に来た当初、どういう意味だかわからず

教えてもらいました。

 

故郷・長崎と60キロの差で方言もだいぶ違います。

 

 

島原半島の南部に位置するエリアの「南側」を呼ぶ

とき・・・

 

南側=南目=みなんめ

 

と呼びます!

 

ちなみ島原半島の北側は「きたんめ」です(笑)。

 

 

さて、それをふまえて、ここでお店の紹介。

「みなんめキッチン」。どのエリアにあるお店か、

もうわかりますよね!?

 

 

 

 

 

 

どういうお店かというと、椎茸を扱うお店です。

 

昔から椎茸栽培はこの地方の特産のひとつです。

地元生産者のかたが自社の椎茸栽培工場とお店を

兼ねています。

 

 

 

 

直販やその椎茸を使った軽食など、親しみやすく

かわいいお店ですよ。

椎茸のスープ、美味しかったです。

 

 

 

 

 

 

そしてこの「しいたけパウダー」もおすすめです!

料理の味付けにコクをつけたいとき、このしいたけ

パウダーをほんのちょ~っとだけ入れたら味がグンと

深まります。

 

 

 

 

雲仙から口之津方面へ車で15分ほど。

諏訪の池近くですが、こんな山林のなかに・・・

という場所に椎茸色のお店が突如現れます。

 

 

 

 

 

椎茸は腸活にとっても効果があるとのことです。

お店にお立ち寄の際はお気軽に調理法や健康法など

訊ねてみてくださいね!!

 

 

住所 長崎県南島原市北有馬町甲1414-8

📞  0957-84-3846

 

 

 

 

 

コンセプト③癒しの次にくるものは?

私達の強みからそれを受け入れていただけるお客様

のイメージは、子育てから手が離れたご夫婦。

50代以上の方々ではないだろうか?と思ったのも

束の間、

 

では、その大人のご夫婦にどう過ごして

いただくか?

 

どのようにしたら滞在時間を良いものにして

していただけるか?

 

コンセプト探しもいよいよ本題に入って

いきました。

 

これまで多くの旅や宿泊の「経験」と、趣味の

分野はもちろん、あらゆる「知識」も豊富な

方々。

 

そしていいものを見る目も肥えた方々。

 

そんな方々の旅の目的は?

 

一般的には地方の温泉地となれば、それはやはり

「癒し」でしょう。

 

 

 

 

日頃の疲れを癒すために、「ゆっくり、のんびり、

地元の美味しいものを食べて・・・。」

ということだと思います。

 

誰もこのことに異論はありません。

 

 

が!! しかし、日本全国どの温泉地のホテル・旅館

はすべてこの「癒し」をコンセプトにしていると

言っても過言ではありません。

 

そのために提供の方法は違えど特に「温泉」と

「食事」には、各館様々な工夫をこらし、その充実

に力を入れ、競争は熾烈です。

 

 

 

 

もちろん、その事はこの先の未来においても、

お客様にとって大事な要素でしょう。

 

 

そんななか、ホテルを建て替えるという機会にある

私達にとって、これからもこの癒しでいいのか?

 

癒しのグレードアップ。温泉・食事にお部屋や

サービスといった各パーツの質を上げるということ

だけでいいのだろうか?

 

 

そこに、癒し+α(アルファ)のなにかを加えられない

だろうか?

 

 

悩んだ私達は、他業種に目を向け、ひとつのヒント

に出会いました。

 

それは、ゲーム業界の話。

 

新商品を開発するにあたって、その商品コンセプト

を考える過程を綴った本で、

 

そこにはこうありました。

 

①コンセプトとは、お客様がすでに気づいて

いる「既知の価値」から、お客様もまだ気づいて

いない「未知の価値」を見つけること。

 

②コンセプトは、世の中をよくすること。

お客様もスタッフも幸せになること。

 

そして

③お客様にもスタッフにもわかりやすく、

伝わりやすいこと。

 

この本が、+ α を見つける方向性を私達に

与えてくれたのでした。

 

 

 

「庭先回り」追っかけ!!

10月7日から9日までが毎年「長崎くんち期間」

です。

 

長崎市内はくんちムードで盛り上がっています。

特に今年は連休も重なり、人出も多かったのでは

ないでしょうか。

 

 

長崎くんちの奉納踊り(出し物)といえば、諏訪神社

の長坂で観客が桟敷に座って見学するのが一番有名

なシーンだと思います。

 

 

このように桟敷で見学できるメイン会場が諏訪神社

のほか二か所設けられています。

 

 

 

県外のお客様から、「出し物は桟敷席でしか見る

ことができないんですか?」と聞かれることも多い

のですが、町あるきをしながら、くんちの出し物を

見学する方法もありますので、ご案内をしたいと

思います。

 

 

それは「庭先回り」というイベントです。

 

長崎市内のかたには常識ですが、各踊り町はメイン

会場で出し物を披露する以外の時間帯で、長崎市

中心部の事業所、店舗などの軒先を順に回って

披露しています。

 

これが「庭先回り」と呼ばれる、福を届ける

縁起物のイベントで、町の中心部を歩いていると

その光景を目の前で見ることができるのです。

 

 

 

今年は思い切って、この庭先回りの追っかけを

やってみました!!

 

 

各町の出し物が市内中心部で、このように町のお店

を一軒づつ回っていきます。

 

「川船」です。

 

 

桟敷席では距離がありますがこのように至近距離で

見ることができるのが醍醐味!!

 

ものすごーく得した気分でテンション上がります!!

 

 

 

 

 

子供さんも期間中頑張っています!!

くんちに出れたら長崎っ子にとって一生の思い出

(誇り)です!!

 

 

 

これらの出し物を確実に見るためには、庭先回り

の予定スケジュールマップを参考にするもよしです

が、「長崎くんちナビ」なるホームページでは

「出し物」の現在位置が1分間隔で更新されて

いますのでかなり正確でした。

 

 

素晴らしい・・・。

便利な世の中になったもんです(笑)。

その「くんちナビ」をたよりに、追っかけを続行!!

 

 

「竜宮船」です。(性別は女性です)

 

 

 

 

 

 

 

町のみなさんも多数付き添われ、頑張っておられます。

 

 

 

 

 

 

「本踊」も見ることができました。

一番右奥、白い着物の方々が踊り手さんですね。

 

 

 

見えづらいですがこちらも奥の赤い着物の方々が

踊り手さんです。

 

 

 

 

一軒づつ、船を曳いて回るのも大変だと思いますが

こちらの踊り手さんがたも衣装をつけて一軒づつ、

この暑さのなか、踊って回られるわけですから、

いやもう本当に、お疲れ様です。

 

 

 

6月から稽古がはじまり、メインのくんち期間は

ものすごいスケジュール、体力・気力勝負の祭り

です。

 

毎年のことながら各踊り町の方々の心意気には感服

です!!

縁起をかついで・・・

 

 

長崎市では「長崎くんち」が10月7日から3日間

開催されていますね。

長崎の諏訪神社に五穀豊穣・平安を祈る大祭です。

 

 

長崎っ子としては誰しも「シャギリ(お囃子)」を

聞くと気分が上がるおめでたい特別な日です!!

 

 

小学校の頃は、おくんちのため、確か授業は午前迄

でした。

午後は家族と見物に行ったり、賑わう露店で祖母に

珍しいものを買ってもらったり、ウキウキした思い

出があります。

 

 

ところが雲仙でスタッフにおくんちの話をしても、

「そんなにすごいんですか?」とか、熱く語っても

「ふ~ん」と・・・。

反応してくれないのが切ないのですが・・・涙

 

雲仙の地でひとり、長崎くんちをささやかに応援して

いる私です。

 

 

 

さて祭りにばかり浮かれている暇はありません!

オープンに向けそれぞれの場面も進行しています。

 

 

現場は、以前の記録から何も変わらない状況に

見えるかもしれませんが、夏期2か月に渡る大事な

杭打ち工事が終了し、(巨大な重機も役目を終えて

撤収してゆきました)引き続き基礎工事が進められ

ています。

 

 

 

 

 

 

基礎工事の次はいよいよ建築ということで、時間を

かけてデザインや素材の検討を何度もくりかえして

います。

 

ホテル全体のイメージが決まることなので簡単

にはいきません。

慎重に、皆で頭を悩ませています。

 

 

 

 

九州ホテルらしい、雲仙らしい建物はどんなもの

になるのか?

 

お客様も興味をもって見守って下さっておられる

ことと思いますが、晴れてご披露できる日が

楽しみです。

 

 

それまで試行錯誤の日々は続きます!

 

 


 

さて先日。

お墓参りに行きましたら、敷地の石柱に大きな

カマキリがとまっていました。

 

 

 

 

立派なカマキリだったので思わず撮影。

 

そしてその後なんとなくそのカマキリが気になって

調べてみたら、カマキリは「神様の使い」「予言を

届けるメッセンジャー」、英語ではpraing mants

「拝み虫 」と、なにやら縁起の良い虫だそうです。

 

 

オープンに向けて、いろいろ頭の中で悩んで不安

や焦りの日々を過ごしていますが・・・

 

 

「見守っているから頑張れ!!」と御先祖様の面々

より、アツい励ましをもらった気分になり(笑)

 

 

・・・見えないチカラに背中を押してもらい、

あらためて自分に気合を入れたしだいです!!

 

 

陶器のまち・波佐見町へ!その2

 

 

波佐見町へ!その1の続きです。

 

東郷 中尾山へやって来ました。

 

 

 

中尾山は17世紀に窯が開かれたそうです。

歴史がありますね~。

 

門をくぐった瞬間、時が止まったような、なつかしい

ような、違う国に迷い込んだような・・・独特の空気

感が漂っていました。

 

細く急な坂道が上まで続き、その左右に窯元さんの

工房が縦、横、奥へとひしめきあっています。

 

坂の途中このような標識が立っていて便利ですよ。

 

 

 

 

とにかく、急斜面の坂道。

お目当てを探して登って、登って、下りて下りて・・

窯元巡りは歩きが基本ですから、自然と足が鍛えられ

るのが中尾山です(笑)。

 

 

お店で見た作品の、実際の工房を訪れて、

 

 

 

「お~ここかぁ~」なんて嬉しくなってしまいます。

 

 

直接、工房のかたとお話できるのがいいですね。

 

 

 

ほかにもいくつか回ってみました。

 

お店によってはアウトレットとして少しお得なお値段で

準備されているところもあります。

 

坂道の高台には「中尾山交流館」があり、中尾山の

窯元さんの作品が揃っています(駐車場も隣接)。

 

なにぶん急斜面なので、車の運転には十分お気を

つけくださいね!!

 


 

中尾山から少し離れますが、「丹心窯」さんへ。

カーナビ頼みで田畑や小さな橋を越え、私道に迷い

込んだりしながら(笑)ようやくたどりつきました。

 

 

 

 

もともと「水晶彫り」という独自の手法が特徴です。

進化したモダンな作風が目新しく、興味が沸きます。

 

 

 

 

「器はいろいろなアレンジで楽しめるので、お客様

には器の持つ特徴や演出方法、作り手の思いを

しっかり発信していきたい。」

と、情熱を感じるお話を伺うことができました。

 


 

見学する作品や窯元さんは限られていましたが、

私共のホテルのありかたと重ねて感じることも

ありました。

 

世代が変わり、同じ窯元さんとは思えないほど作風

が変わっているものもありました。

 

これまで親しまれたものを変えることによって、

受け入れられるかどうか、勇気がいるところ

でしょうが、窯元さんも挑戦を続けています。

 

 

 

これまでの技術を活かしつつ、変えていくこと。

 

歴史があるほど、変革をしながら時を重ねて

いかなければいけない。

 

今、私たちも同じテーマで挑戦が始まっている。

そんなことを考えながらの1日でした。

 

 

 

 

 

 

 

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