陶器のまち・波佐見町へ!その2
波佐見町へ!その1の続きです。
東郷 中尾山へやって来ました。
中尾山は17世紀に窯が開かれたそうです。
歴史がありますね~。
門をくぐった瞬間、時が止まったような、なつかしい
ような、違う国に迷い込んだような・・・独特の空気
感が漂っていました。
細く急な坂道が上まで続き、その左右に窯元さんの
工房が縦、横、奥へとひしめきあっています。
坂の途中このような標識が立っていて便利ですよ。
とにかく、急斜面の坂道。
お目当てを探して登って、登って、下りて下りて・・
窯元巡りは歩きが基本ですから、自然と足が鍛えられ
るのが中尾山です(笑)。
お店で見た作品の、実際の工房を訪れて、
「お~ここかぁ~」なんて嬉しくなってしまいます。
直接、工房のかたとお話できるのがいいですね。
ほかにもいくつか回ってみました。
お店によってはアウトレットとして少しお得なお値段で
準備されているところもあります。
坂道の高台には「中尾山交流館」があり、中尾山の
窯元さんの作品が揃っています(駐車場も隣接)。
なにぶん急斜面なので、車の運転には十分お気を
つけくださいね!!
中尾山から少し離れますが、「丹心窯」さんへ。
カーナビ頼みで田畑や小さな橋を越え、私道に迷い
込んだりしながら(笑)ようやくたどりつきました。
もともと「水晶彫り」という独自の手法が特徴です。
進化したモダンな作風が目新しく、興味が沸きます。
「器はいろいろなアレンジで楽しめるので、お客様
には器の持つ特徴や演出方法、作り手の思いを
しっかり発信していきたい。」
と、情熱を感じるお話を伺うことができました。
見学する作品や窯元さんは限られていましたが、
私共のホテルのありかたと重ねて感じることも
ありました。
世代が変わり、同じ窯元さんとは思えないほど作風
が変わっているものもありました。
これまで親しまれたものを変えることによって、
受け入れられるかどうか、勇気がいるところ
でしょうが、窯元さんも挑戦を続けています。
これまでの技術を活かしつつ、変えていくこと。
歴史があるほど、変革をしながら時を重ねて
いかなければいけない。
今、私たちも同じテーマで挑戦が始まっている。
そんなことを考えながらの1日でした。