硫黄との終わりなき戦い
現在進行している工事について、現場会議を毎週開いています。
これまでも、計画の初期段階からインフラ設備が硫黄により腐食し壊れてしまう事が、最も重要な課題の一つでした。
雲仙地獄の上に建つ立地の良さは、私達にとって大きな財産ですが反面、機械設備や電化製品の故障の頻度は想像を超えるもので、各業者さんも驚くほどの凄まじさです。
例えば、昨今の薄型テレビは半年から1年で故障です ‼️
硫黄対策の処置を施した特別品でも2年そこそこ…です。
おそらく雲仙以外なら、10年はもつでしょう。
お客様にそのようなお話をしますと「まさかあ~」という反応が返ってきますが、実際ここに住んでみないと、とうてい理解できないことだと思います。
この日も空調や給湯設備をどのような仕組みにするか!?
幾度となく皆で話し合い、悩んできました。そして出た一定の結論は…。
腐食を止めることは現状不可能! ( ̄◇ ̄;)
故に、故障の頻度をいかに伸ばすか!と、故障した時の修理をいかに素早くするか!です。
これまでも故障と修理のランニングコストは多額でしたが、それは老朽化が原因ではなく、たとえ新築してもこの悩みは消えないようです。
大変難しい環境ですが、一方で自然科学の専門の方からは「雲仙の土地柄、その本物感を物語る事実」と言われます。
「そう言われてもなあ~」というのが本音ですが…。
お客様には極力ご迷惑をおかけしないよう最善策を考えていきます。
雲仙市・千々石(ちぢわ)町でほっと一息♪
せっかくの連休に、台風の進路が大変気になる週末となっています。
台風の進路圏内の皆様はさることながら、離れている場所の皆様も十分お気をつけて安全にお過ごしください!!
前回、前々回とホテルの解体のお話が続きましたので・・今日は気分を変えて雲仙温泉の麓、雲仙市千々石(ちぢわ)町のカフェをご紹介をしたいと思います。
その前に千々石町の簡単なご紹介・・・
国道からも松林が見えるほど海に面したこの町、年末には「日本一の高さ」を誇る門松、春には桜の名所で賑わう「橘神社」があり、また千々石ミゲルの出身地でもあります。
*千々石ミゲル・・・16世紀キリシタン大名の名代として欧州へ派遣された「天正遣欧使節」4人の1人です。
最近のニュースとして、その千々石ミゲルの墓がお隣の諫早市で発見・発掘調査されています。
これまで「キリスト教を棄教した」と言い伝えられてきたミゲルですが、墓の地下からキリスト教で使用する祈祷の聖具が見つかったとのこと、歴史が覆るかも? と話題です。ドラマですね~。
現在はのどかな田畑がひろがる穏やかな町ですが、そんなドラマチックな歴史を持つ千々石町の「&(アンド)コーヒー」というカフェのご紹介です。
もともと千々石町に古くからある老舗・沖田製菓舗という和菓子屋さんが、洋菓子で新展開をしたお店なのです。
焼き菓子やパン、エクレアなどの洋菓子そしてコーヒーをメインに販売されています。
エクレアにはオーダー後クリームを入れてくれますよ。
夕方には売り切れの時もありますので、早めがいいかも・・・
可愛い洋菓子だけでなく、沖田さん自慢の和菓子「とら巻き」も並んでいます。
エクレアもおいしいですが、私は個人的にほどよい甘さ加減の「とら巻」が好みですね!(^^)!
また、カフェのお隣には「直撃販売所」という地元農家さんのこだわり野菜も置いていますので新鮮野菜を買い求めることもできます。
夏場はかき氷もされていて、おいしそう・・・でしたよ!!
駐車スペースもゆったりなので、プチお土産など雲仙へ行きかえりの際にはちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょう?
こんなに広かったんですね。
今日は、前回のホテル解体記録の続きです。
4月中旬には正面から右側の一部が本体と切り離されている状態でした。
それから二週間ほど経過し4月下旬になると、さらに作業は進行しその一帯は完全に解体されました。
解体した一帯を利用して、クレーンなどの重機が奥側へ、つまり雲仙地獄の方向へ進めるようルート確保の途中でした。
ここはどこの風景かわかりますか?
庭園や売店、和食レストラン(喋々喃々)があった一帯になります。
写真左手の角が喋々喃々だった場所、写真右手はロビーラウンジから眺めていた庭園の松です。
写真でお伝えするのが難しいところですが、現場の一角に立ってみると「こんなに広かったんだ・・・」と。
予想以上の広さに圧倒されてしまうものですね。
まだまだほんの一部でしかないのに、建物を全部解体してしまうと、どれだけ壮大な広さになることか・・・とクラクラしてしまいました。
こちらも側面から建物を見た状態です。(全体を撮るため引き気味に
なっています。)
建物中央部分の黒く見えるところは廊下部分になります。
廊下が外から見えるということは、その手前に並んでいたはずの客室はすでに取り除かれているということです。
さらに奥へ向かって作業は進行していました。
これから、この広大な地にいったいどんな新しい建物が建つんだろうというワクワク感と、これまでの親しみある建物が徐々に崩れて消えていく寂しさと・・・そんな複雑な気分で現場を眺めていました。
あっ!建物が切れてる~!!
今日は、前回のホテル解体記録・3月編に引き続き、4月の様子をお伝えしたいと思います。
3月から4月は、例年より雨や濃霧に包まれることが多い雲仙でした。
桜の開花も遅れ気味でしたが、おかげで入学式のタイミングにはバッチリの開花になったのはよかったですね。
そういうことでホテルの記録を取るのもなかなか難しかったのですが、久しぶりの晴天日を狙いました! 4月中旬頃の解体の様子です。
まずはホテルの全景です。
わかりづらいかもしれませんが、正面から向かって右側、なにか違和感ありませんか?
そう、屋根とともに一部が切り離されてすっかり無くなっていますよね???
近寄ってみたらこのような感じになっていました。
そしてホテル正面玄関とその上の二階部分です。一階部分は、かなり奥まで空洞化してきました。
これまではホテルの中に入って、ロビーラウンジからしか見えなかった中庭や雲仙地獄の遊歩道が、国道から垣間見える状態になっていました。
毎年、ホテルの前から国道を渡った場所にこの桜が開花します。
いつもと違った光景を見て今年の桜はさぞびっくりしたことでしょう。
雲仙ロープウェイ60周年記念フェア開催中!!
少し乾いた秋の風を感じるようになりました。
旅行などのお出かけには今が一番快適ではないでしょうか。
夏休み後のこの時期は、それぞれのお宿も休前日や連休以外、比較的空いていると思います。
ゆったり過ごしたいお客様にはおすすめですよ~。
そしてこの時期は、雲仙温泉と麓の町の気温差を大きく感じますね。例えば服装でいうと、麓の町ではまだまだ半袖、雲仙ではカーディガン・ジャケットという具合に。
標高700メートルの雲仙では、気の早い紅葉がスタンバイを始めるころです。紅葉は適度の雨と、昼夜の気温差があるほど、乾燥・葉落ちせず、色づきが良くなるそうですが今年はいかがでしょうか・・・?
さて紅葉といえば、雲仙での紅葉見学のスポットは雲仙ロープウェイ・仁田峠(にたとうげ)ですね。
その雲仙ロープウェイが60周年を迎えるとのことで、ロープウェイ乗車料金の特別割引チケットが発行されています!
大人 往復1260円 → 1000円
子供 往復 630円 → 500円
チケット有効期間 : 平成29年 12月 31日 までとなります。
こちらのチケットを使うと「お山の上でちょっと一服」のお茶代分がお得ですよね(*^_^*)
チケットは上記チラシの下部に印刷されています。
チラシは雲仙温泉の宿泊施設や観光協会、町のお店などに設置されていますのでお気軽にお取りいただきご利用ください。
♪ ただし、裏面に紹介施設の印鑑がないものは無効となりますので、裏面チェックお忘れなくお願いします ♪