雲仙九州ホテル

屋根が半分に・・・

今日は、前回のホテル解体記録・4月下旬の続きとなります。

 

前回までは、側面の解体は進行していたものの、正面側はまだまだしっかり残っていて、なんとか全体の原型をとどめていたのですが、それから数日経過しますと様相が随分と変わってきました。

 

 

 

 

 

 

正面からの全景写真です。

最上階屋根の部分から、まるでナイフで真半分に切り取られている状態になっていてぎょっとしました!

 

建物の半分から、山の緑のCGを貼り付けたような状態にも見える、なんとも不思議な光景に・・・!!

 

 

この全景は、長いあいだ「九州ホテル」を代表する景色で、看板と建物を背景に、お客様がよく写真を撮られていました。

 

 

過去にここで撮られた当時の写真を持参してくださったお客様も時々いらっしゃいました。

新婚旅行当時の白黒の写真や、よそいきの服装でポーズを取る子供時代の写真など・・・。

 

「その当時のホテルはこうだったのよ」など、ホテルのエピソードなどを教えていただいたり・・・。

本当に思い出深いですが、いよいよその歴史を語る象徴的な部分が取壊しに入り感慨深い思いになりました。

 

 

 

 

 

 

 

併せて、普段お客様にお見せしていないバックヤードもお届けします。

お客様には馴染みのない場所ではありますが、事務所や配膳、調理場があった場所です。

 

これまで慣れ親しんだ場所なのに、すっかり撤収が終わってしまった空間に入ると、「ここはどの辺りだったっけ?」と、階段や柱を手掛かりに・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタッフがここで朝から晩までワイワイと頑張っていた光景を思い出し、「いろいろドラマがあったなあ・・・」と懐かしくなりました。